ロータリーエンコーダーをワイヤ式エンコーダーに改造する

ロータリーエンコーダーと比較してワイヤー式エンコーダーは高価です。
前者は数千円から購入できますが、ワイヤー式は2.3万円します。
ワイヤー式の良いところはリニアスケールと比較して取り付け精度が要求されないことです。リニアスケールを取り付ける場合は摺動面と確実に平行に固定する必要がありますがワイヤーエンコーダーなら多少のずれは許容されます。
そんなワイヤーエンコーダーを自作していきます。

必要なもの
・ロータリーエンコーダー(今回は2000円くらいの中華製ノーブランド)
・アダプター(3Dプリンターで製作)
キーリール
接着剤

1.アダプターを3Dプリンターで製作する
エンコーダーとキーリールを固定するアダプターを製作します。
使用した3D CADはAutodesk 123D Designで出力サービスはDMM.makeに依頼しました。材料はナイロン樹脂です。
今回は3D CADの操作方法の説明は割愛します。設計する際のポイントは3つです。
・エンコーダーの取り付け穴の位置
・埋め込むキーリールの直径
・キーリールから繰り出されるワイヤーが巻き取るエンコーダーのホビンに対して
 斜めにならないようにする。斜めになるとワイヤーが絡まる原因になります。

それ以外の点は適当で大丈夫です。

2.部品をアダプターに取り付ける
完成したアダプターに部品を取り付けます。
キーリールに接着剤をつけてくぼみにはめ込みます。

最後にホビンをはめ込んで完成です。

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