マルチエボ(Evo183)壊れる

Amazonで購入したブラックアンドデッカーの18Vマルチツール(EVO183)が動かなくなりました。結論からいいますと筐体内部にゴミが侵入したことにより電気回路がショートしたことが原因でした。

・故障したときの状況
マルチエボに16Φのホールソーを取り付けて5mm厚の鉄板に穴開けていましたが、途中で突然動かなくなりました。
電池が切れたのかと思った私は新しいバッテリーに交換したのですが、トリガーを引いても全く回りませんし、本体についているLEDも光りません。

故障原因を探る

最初はトリガーの接触不良かなと思ったのですが、本体を振ると中からカラカラと変な音がします。
不審に思ったので分解してみます。すると…

画像の丸で囲った部分に金属のゴミ(圧着端子)が入り込んでいました。画像では不鮮明ですが赤色の+極側にはスパークした跡も残っていました。どうやらゴミが原因で回路がショートしたようです。

中に入っていた圧着端子は幅5mm,長さが10mmくらいの大きさがあるので簡単には筐体内へ入らないと思うのですがどこから入ったのでしょうか?
筐体に空けられている穴を調べていくと端子が入るくらいの大きさのスリットが見つかります。ここから侵入したようです。

普段から工具箱の中にネジや端子類と一緒にマルチエボを保管していたので何かの拍子に入ってしまったのかもしれません。しかしこの穴、モーターからの熱を逃がす為に必要なのでしょうけど異物混入を防ぐためのフィルターが付いていないのは不親切だと思います。 私が持っている他のメーカーのドリル(日立工機、パナソニック)の放熱穴にはフィルターが付いていますし、そもそもこんな大きな穴は開いていません。
 さらにダメ押しで穴の隣には磁石までついています。この磁石は本来、頻繁に使うドリルやビットを貼り付けておいて、必要なときに素早く交換できるよう意図して付けられたものなのですが、皮肉なことに鉄製の釘やボルトを穴に誘導してしまい故障を起こす原因となっています。

異物混入を防止するには穴をビニールテープ等で塞いでしまうか、分解して内側に網を貼り付ける方法があります。ホームセンターで網戸の修理パッチが販売されているのでこれを利用する手もあります。

ショートしたせいでバッテリーが死んだ

次にバッテリーの端子にテスターを当てたのですが、定格が18Vで満充電をしたはずなのに10V程度の電圧しか出ていません。
念のために充電器にバッテリーをセットすると、ランプが短い間隔で赤く点滅しました。充電器のアイコンを見る限りバッテリーが故障しているようです。もう一つのバッテリーも確認したところ同じ状態になっていました。

しかしこのバッテリー、単体で買うと社外品でも3500円、純正だと6000円程しますのでなんとか直せないかと思案中です。
マルチエボのバッテリーの分解方法についてはこちらをご覧ください。

1件のコメント

  • 分解してセルの端子にジャンプスターターで接続したら良くなりました。

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