ブラックアンドデッカーのバッテリーを分解した

ブラックアンドデッカーのマルチツールEvo183で使用しているバッテリーが故障したので分解しました。経緯を書いていこうと思います。

故障が疑われるバッテリーを分解するとこのようになっていました。
バッテリーはトルクスのT10で分解できます。

バッテリーの定格が18Vなのに対して実際には11Vしか出ていません。
さらに分解すると18650バッテリーが5本直列で入っているのが確認できました。セルごとの電圧を測ってみると4,4,4,4.7,4Vでした。一本だけ電圧の高いセルがありますがこれは正常なのでしょうか?

リチウムバッテリーは過電流、過充電、過放電に対してデリケートなのでこれらの状態からバッテリーを保護する回路が内蔵されています。
保護回路がどのような条件で作動するのかまでは知らなかったので調べてみたところこのような情報が見つかりました。

1.電池の上限電圧4.35vを管理・コントロールして電池の過充電を防ぐ役割
2.電池の下限電圧2.5vを管理・コントロールして電池の放電過ぎるを防ぐ役割
3.最大電流3.4Ahを管理・コントロールして充電・放電する際に電流が大きすぎて電芯が破損する事を防止する役割
4.電池がショートすることを防ぐ役割

こちらのサイトから引用しました。
https://led-outdoorgear.biz/wp/18650-pse/

他のサイトも見ましたが、同じように上限が4.3V程度であると書かれていました。このことから電圧の高いセル(4.7V)は正常ではないと判断しました。
異常な電圧のセルを正常なものと交換したいのですが、電極の部分とセル同士をつなぐ金具がカシメられていて容易に取り外せない構造になっていました。同じ状態のバッテリーがもう一個あるので無事なセルを集めて直したいと思っていたので残念です。
仕方がないのでサードパーティー製のバッテリーを購入することにしました。
純正のバッテリーの半値以下で買えるのでおすすめです。
【POWERGIANT】ブラックアンドデッカー18V 2.0Ah Li-ionバッテリー

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