煽り運転を減らすガジェットに1000万集まる


目次

煽り運転を減らすには?
後ろの車に向けたサイネージ
日本で普及するの?


煽り運転を減らすには?

煽り運転が社会問題としてクローズアップされるようになってからドライブレコーダーの売り上げが伸びていますが、ドライブレコーダーが役立つのはトラブルが発生してからの段階で、トラブルが起こること自体を抑止するのは難しいという問題があります。人によっては車のトランク部分に「後方録画中」といったステッカーを貼る人もいますが、ステッカーを貼った車がおもいっきり煽られているのを何度も目にしたことがあります。
個人的には切れやすい人が不適切な行動に移る前に、何らかの方法でこちらの意思を伝えることが大切だと思います。一番簡単に出来ることはハザードを点灯して相手に感謝の念を示すことでしょう。
日本では一般的に行われる「ありがとうハザード」ですが、世界的にみると日本独自の風習のようです。
一方で煽り運転の行為自体は世界全体で行われており、Youtubeでも「Road Rage」と検索すると世界中の煽り運転の様子が目に入ります。
後ろの車とコミュニケーションをとることで煽り運転を減らすことを期待したガジェットがアメリカで開発されていたのでご紹介します。

後ろの車に向けたサイネージ

RoadWayve: Communicate with drivers on the road

車のリアウィンドウの前にLED電光看板を設置することで後ろの車へメッセージを送れるガジェットです。
スマホのアプリでメッセージを設定しておいて、必要なときに無線式のリモコンを使用してメッセージを送ります。使用頻度の高いメッセージはショートカットキーになっています。

下の画像がショートカットキー一覧です。これだけの種類があれば殆どの場面で相手に意思表示を図れることでしょう。例えば必要に迫られて急な車線変更をした後に「ごめん」のサインを出すことで後ろの車のドライバーが感情を害すことを防げます。合流で相手が譲ってくれた場合には「ありがとう」のサインで感謝の念を伝えられます。そして車線が一つしかない道で後続車が煽ってきた場合には「お先にどうぞ」を出して左に寄ればトラブルになる前に抜いて行ってくれるはずです。

日本で普及するの?

確かにこれがあれば後ろの車に効果的に意思表示できますね。だたし日本の道路状況においてはハザードを点滅させればドライバーが意図していることを察してくれるケースが多いので、ここまでする必要があるかと言われると微妙な所です。それでも「ありがとうハザード」の風習が存在しない外国では多いに需要が見込めるかもしれませんね。余談ですがこの製品を目にしたときに真っ先にこれが頭に浮かびました。

http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-ff/neoyuka/folder/211825/45/820145/img_4?1370261788

世の中にはDIYでテールランプの中に電光掲示板を内蔵してしまった方もおられます。これで車検が通るのか不明ですが殆どの車は近寄ってこないと思います。ある意味トラブルを防ぐ最強の防衛策かもしれません。

これら2種類の表示方法と比較しますとクラウドファンディングで募集中のものは威圧感が少なく洗練されたデザインに見えますね。こういった装置が普及するかは分かりませんが後ろの車にメッセージを送ってトラブルを防止するのは興味深い試みだと思います。

プロジェクトの現状

この記事を執筆している時点でプロジェクトには一千万円近い出資金が集まっています。

この装置は13920円の出資金で入手することが出来ます。普及価格帯のドライブレコーダーと同じ位の価格ですから特に割高感は感じられないと思います。海外(特にロシア)の場合トラブルが暴力沙汰に発展してしまうケースが多いですから安全のための保険と考えればむしろ安いと思います。

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