PCBで回路製作を時短しよう

PCBで回路製作シリーズ
・PCBで回路製作を時短しよう
・Autodesk Eagleの使い方(Schematic編)
・Autodesk Eagleの使い方(Board編)
・Elecrowの発注のしかた

PCBとはプリント基板のことです。電子工作が得意な方の中には片面銅基板と腐食液を用いてプリント基板を製作された方もおられるでしょう。この記事では電線で組んでいた回路をプリント基板に置き換える方法を紹介します。

上の画像の回路を製作するのにおよそ2時間程度かかります。
同じものをいくつも製作する場合は回路をプリント基板にすることで製作時間を大幅に短縮できます。

プリント基板が完成するまでのステップ
1.どの範囲をプリント基板に置き替えるか検討する
2.置き換える範囲をCADソフトに書き込む
3. パターンを作成する
4.プリント基板の製作を業者に依頼する

1.どの範囲をプリント基板に置き替えるか検討する
回路のすべての部分をプリント基板に置き換えられるとは限りません。
どの部品が置き換えられるか回路図を見ながら考えます。

赤い枠のところに使用されている部品の一覧が記載されています。今回はCR1-CR6までの部品が接続されている範囲をプリント基板にします。そうした理由は上記の部品はプリント基板用のソケットが販売されているからです。

実物だとこの範囲になります。

2.置き換える範囲をCADソフトに書き込む
今回使用したCADはAutodesk Eagleです。

電気回路図をCADで電子回路図に直します。
詳しくは下の記事を参照して下さい。
Autodesk Eagleの使い方(Schematic編)

3. パターンを作成する


作成した電子回路をプリント基板のパターンに変換します。
詳しくは下の記事を参照して下さい。
Autodesk Eagleの使い方(Board編)

4. プリント基板の製作を業者に依頼する
プリント基板は自分で作ることも出来ますが、今回は作業時間短縮が目的ですので業者に依頼します。国内、海外様々な業者が存在しますが価格を考慮して海外の業者を選びました。発注のしかたは下の記事を参照して下さい。
Elecrowの発注のしかた

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