BlackBerry風のスマホに6000万円の出資金が集まる


目次

Titan:BlackBerry風の耐衝撃スマホ
特徴
スペック・価格


 

スマートフォン黎明期には一定のシェアを占めていたBlackBerryですが、最近ではめっきり見かける機会が少なくなりました。一応Amazonで現行の機種が購入できるのですが、かつての横長のディスプレイと大型のキーボードは廃止されてしまい没個性的なデザインのガラホになってしまいました。そんな現況ですが昔のBlackBerryの形が好きな方に朗報です。クラウドファンディングでBlackBerryそっくりの耐衝撃スマホが開発されているのを発見しました。

Titan:BlackBerry風の耐衝撃スマホ

このBlackBerry9000シリーズに似た見た目のスマホは現在キックスターターで資金調達中の「Unihertz」というグループが開発したものです。名前は「Titan」と呼びます。Titanはこのグループがリリースする3台目のスマホで、過去には超小型スマホとして知られる「Jelly」,「Atom」を開発してきました。これら2台のスマホは超小型のボディに必要十分なスペックを備えた実用的かつ特色豊かなスマホでしたが、今回のモデルはどのような特徴を持っているのでしょうか?

特徴

このスマホは世の中に普及している一般的なスマホに満足できない方の為に開発されました。落とすと割れるガラスコーティングのボディ、肝心な時に切れるバッテリー、高すぎる値段…こいうった不満点を解消するのが開発の動機となったそうです。

・堅牢さ
こちらのスマートフォンは耐衝撃、防水(IP67)、防塵構造になっているので多少のことでは壊れないよう設計されています。液晶パネルがカメラとキーボードの部分よりも一段低いところに配置されているので万が一落下させてしまっても直接衝撃が加わることを防げます。そして液晶表面にはゴリラガラスが採用され傷が付きにくくなっています。
・大容量バッテリー
6000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。iPhone XSのバッテリーが2658mAhですから倍以上の容量になります。気になる駆動時間はインターネットの連続使用で25時間、Youtube等の動画再生で25時間、MP3プレーヤーとして使用すると110時間使用できます。これだけもつなら出張や旅行でも不安を感じることはないでしょう。
・ QWERTYキーボード+タッチコントロール
外見上の一番の特徴となっているQWERTYキーボードですが、ただの物理キーボードではなくジェスチャーに対応しています。指で表面をなぞるとトラックパッドになったり、高速スクロールボタンとしても機能します。

Redesigned QWERTY Keyboard

物理キーの利点は入力するときに指の感触があるためミスタッチが起こりにくいことと、手袋を着用しているときでも問題なく使用できることです。今時のスマホにはグローブモードが用意されていますが上手く機能してくれなかったりレスポンスが悪化してしまうことがあるので確実性を求めるならやはり物理キーボードの方が優位です。
・日本のLTEバンドに対応
中華スマホを購入された方ならご存じかと思いますが日本と海外ではLTEの周波数帯が異なるので、機種によっては購入しても電波を拾ってくれないことがありますから、これを確認することは使用する上で重要なことだと言えます。この機種はSoftBankとDocomoの周波数帯に対応しています。(B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/34/38/39/40/41/66に対応)
・Dual SIM対応
海外利用される方や、データ通信SIMと通話用SIMを使い分けている方にも対応できます。
・指紋認証+顔認証
指紋認証はもちろん顔認証機能も装備されています。顔認証は手袋を着用していても外すことなくロックを解除できますので物理キーと併せて冬季やツーリングなどのシーンで使い勝手を向上させることが期待出来ます。参考までにFace IDを搭載したiPhone Xはフルフェイスは認識できないもののジェットヘル以上の顔の露出があれば認識してくれるそうです。

スペック・価格

CPU:オクタコア 2GHz
メモリ: RAM 6GB, ROM 128 GB
大きさ:153.6 x 92.5 x 16.7mm
重量:303g
OS:Android9.0
充電:USB type C
CPUの型番は記載されていませんでしたのでどの程度の処理能力をもっているのかは未知数です。もしもハイエンドのCPUを搭載していればその点をアピールするはずでしょうから、恐らく中堅クラスのチップを搭載しているものと思われます。

価格
プロジェクトの開始当初は259$の支援金で入手できたのですが売り切れてしまい、現在では2台セットのプランの478$が最安値となっています。一台は使ってもう一台をヤフオク等に出品するならば実質300$程度の出費になると思います。現行のBlackBerryよりも安くて高機能なので検討する価値はあると思います。スマホで長文を打つ方や手袋や軍手を付けた状態で使用したい方はプロジェクトを支援してみてはいかがでしょうか?
Titan, Unihertz Rugged QWERTY Smartphone

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