シャーリング(アマダMタイプ)の刃替え
必要なもの
・鉄パイプ 数本
・角材
・六角レンチ
・スパナセット
あると便利なもの
・天井クレーン
1.安全ガードを外す
刃を外しやすいように六角レンチで安全ガードを外します。
2.下刃を固定しているボルトを外す
22mmのスパナで刃を固定しているボルトを外します。ただし両端のボルトは緩めるだけにしておきましょう。
3.天井クレーンがある場合は外した刃を吊れるように準備します。
4.下刃を注意深く横にずらす
残りのボルトを外して横から角材等で刃を押します。刃が下に落ちないようにご注意下さい。2人で作業できるなら一人にシャーリングの裏に回ってもらって刃を支えてもらっても良いかもしれません。
下の画像では機械横のカバーが外れていますが外す必要はありません。
5.クレーンで吊りながら刃を外す
ある程度ずれたらクレーンで吊りながら外します。角材の上に置きます。
6.上刃を固定しているボルトを外す
機械の裏側に回り、上刃を固定しているボルトを外します。一か所につき3本のボルトが見えますが中央のボルトのみを外します。下刃と同じように両端の箇所のボルトは残しておいて下さい。
7.上刃を下ろす場所をつくる
数本の鉄パイプを下刃を固定していたボルトの穴に差し込んでいきます。外した上刃をこれで支えるので出来るだけ穴の径に近いパイプを挿して下さい。すっぽ抜けると刃が落下してしまうので危険です。メッキ加工がされた滑りやすい材質のパイプも使用しないで下さい。
8.角材を横から差し込む
端のボルトを抜いても直ぐに刃が落ちないように角材を差し込みます。
9.ボルトを外して刃をパイプの上に下ろす
ボルトを外したら慎重に角材を抜いて上刃をパイプの上に下ろします。パイプの角度によっては刃が倒れて横を向いてしまうかもしれませんが、刃が倒れそうになっても絶対に手を出さないで下さい。
下の写真でも刃は横倒しになっています。
10.上刃を横にずらして外す
下刃と同じ要領で横にずらしてクレーンで吊ります。鉄パイプで傾斜が付いていますので刃が落ちないように注意して下さい。外した刃はひっくり返して摩耗していない面を使用するか、研磨して下さい。
刃を取り付ける際は外すときと逆の順序で作業して下さい。出来れば2人以上で作業して下さい。
以上です。