ソシャゲの闇を暴くプロジェクトが目標未達か

パズル&ドラゴンズ、モンスターストライク、Fate/Grand Order…世の中にソーシャルゲームがリリースされるようになってから早数年が経ちましたが根本的なゲームシステムはどれも同じです。
ゲームのクリアに有利なキャラクターやアイテムを手に入れるためには「ガチャ」と揶揄される抽選を利用しなければなりません。このガチャの射幸性が問題になりマスコミで騒がれたことがありました。
現在でもガチャのシステムについて疑問を呈すゲーマーは多いようです。
CAMP FIREにこんなプロジェクトが掲載されていました。

【賛同者募集】ゲームのガチャ確率を一緒に調査しませんか?【ゲームカルチャー協会】

見ての通り、残念ながら支援金が目標金額に届くことは無いでしょう。
不幸中の幸いなのはプロジェクトが All-In方式 で募集されているため85000円から手数料を引いた金額は彼らの懐に入ることです。
個人的な憶測ですがこのプロジェクトは初めから目標金額を達成することには拘っていないのではないでしょうか。目標金額の1000万という数字は大きすぎますし、支援金も一口5000円からと高額なものとなっています。
ソシャゲに興味がある、またはプレイしている層は学生や若者が多いでしょうから気軽に支援できる金額ではないと思います。
恐らくこのプロジェクトの目標は、クラウドファンディング上に自分たちの意見を掲載して拡散させることなのではないかと推測します。
プロジェクトの説明(日本ゲーム産業が抱える問題点)に記載されていたことを要約するとこんな感じです。

・プロジェクトの代表者は小学生の時からのゲーマー。複数のゲームタイトルで世界ランク1位を獲得した経験がある。現在はゲームに携わる仕事をしている。
・日本のゲーム業界に問題意識を持っている。日本の課金システムはゲームに勝つために利用されるのに対し、海外の課金システムはプレーヤーの個性を表現するために用いられている。この状況を是正したい。

つまり日本のゲーム会社に体質改善を促すのが目的なので、「ガチャ」の確率の調査費用を調達出来なくても自分達の意見を拡散できれば成果を上げられたと言えます。

このプロジェクトが意見を拡散するのが目的なのか、本気で資金調達を狙っていたのか定かではありませんが興味深かったので記事にしました。皆さんも宜しければチェックしてみて下さい。
【賛同者募集】ゲームのガチャ確率を一緒に調査しませんか?【ゲームカルチャー協会】


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